2020.08.01
世界の先進国、特に米国では学校でファイナンス(金融・経済・資産管理)を学びます。
授業の必須科目としてPersonal Finance(パーソナルファイナンス)を学び、
お金に関する知識という面でも社会人になる為の準備をしていく訳ですね。
上図は、日本・ヨーロッパ、アメリカにおいて国民がどのように自己資産(金融資産)管理をしているのかを示したグラフになります。
日本人は金融資産の80%以上を預貯金又は保険・年金で保有しています。(つまり殆ど殖えません)
対してアメリカ人は、預貯金又は保険・年金の割合が約40%。55%以上を何らかの投資に回しています。
社会人になる前から「投資リテラシー」を学ぶアメリカ人と、「投資は危ない。怖い。汚いお金。」と洗脳され続けた日本人とでは、人生(特にリタイアメント生活)に大きな違いが出てきます。
こんな話があります。
ある日本人男性がアメリカ人女性と結婚しました。
二人ともとても優秀な人物で金融関係の仕事をしています。
二人の両親は同じくらいの年代。あるとき同じくらいの時期にそれぞれの両親が定年退職を迎えました。
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日本人男性の両親は、ずっと日本で暮らしていて、「投資」とは縁遠い環境で生活していました。
日本では、国民に預貯金を推奨しています。家庭でも社会でも「貯金をしなさい。」「貯金してるか?」と、
お金に関する話=預貯金の金額又は生命保険のプランの話…と言っても過言ではない程ではないでしょうか?
この日本人男性の両親も、毎月コツコツ5万円ずつを老後資金として貯蓄して、1,5000万円を貯え、
父親が40年間真面目に勤め上げた会社からの退職金3,000万円と合わせて4,500万円が手元に残っていました。
しかし二人はこれから先30年以上続くかも知れない老後生活に備え、一切の贅沢を控えて暮らします。
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一方、アメリカ人女性の両親は若い頃から投資をする環境が身近にあり
ご両親は長期の投資信託で複利運用をしていました。
毎月コツコツ3万円ずつの投資信託を25年間行った場合、900万円の拠出があります。
毎月5万円なら1,500万円、毎月7万円なら2,100万円です。
年利4%の場合、拠出金(積み立てた金額)の2倍、
年利8%の場合、拠出金の3倍もの資産を形成することができます。
1,500万円×3=4,500万円
アメリカ人の奥さんのご両親は、
そんなゆとりのあるリタイアメント生活を楽しむことができたのです。
【老後】と呼ばれる期間、つまり働かなくなってから亡くなるまでを30年と考えた場合、
あたしたちはいったいいくらの資金が必要なのでしょうか。
もしも毎月…
20万円の生活費を掛けて生活する場合には、30年で7,200万円
25万円の生活費を掛けて生活する場合には、30年で9,000万円
30万円の生活費を掛けて生活する場合には、30年で1億800万円
という費用が必要になってくるのです。
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時間と労力を切り売りする、労働への対価である給与を
コツコツ貯めるだけではこのような資金を創り出せる訳がありません。
インベスターズビレッジでは主に「投資」と「ビジネス」(経営・M&A)について取り上げます。
多種多様な「投資」の知識・手法と、ビジネス(経営やM&A)に関する知識をベースに
しっかりと資産を形成し、そして富める仲間を増やして、心から豊であるといえる人生を手にしてください!